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近年本校の部活動はこれまで以上に活動が盛んになってきた。県大会や東海大会に出場する部もあるが、県大会などの結果が出なくてもどの部活動も充実した活動を行っている。 部活の価値を戦績だけで見ることが多いが、部活動のなかで行われるさまざまな活動も評価されることを実感したのが今回の受賞である。全国大会に出場する名門校や伝統クラブの受賞が一般な今回の援助制度に本校のサッカー部が受賞した理由はサッカー部のこれまでの活動にあると考える。 |
サッカー部では部活動で生涯を通してサッカーに携われる人材の育成をしていきたいと考えています。 サッカーをする以外にサッカーを通した「普及活動」「交流活動」「体験活動」を柱の部活運営を志しています。 昨年度からは東日本大震災の支援活動も必須事項となりました。 |
「普及活動」では1年に6回ほどのサッカースクールを行います。 1回の240名の少年の参加があるイベントもあり、述べ1000人ほどの少年・中学生にサッカースクールを通してJリーガーに触れ合ってもらうなどサッカーの普及活動を行っています。 |
「交流活動」ではおもに一宮養護学校と一宮東養護学校の両校との交流となります。 ボールやゴール、ルールを工夫して楽しい交流になるように心がけています。 今年8月には第18回東海地区特別支援学校知的障害教育サッカー大会の審判補助を行いました。 |
「体験活動」は一流を体験させることを1番に考えています。 Jリーグのボールボーイの体験はいくつになっても話せる貴重な体験であり、一流の指導者や審判からの指導はサッカー観さえ変えることになると考えています。 |
国際審判員の佐藤さんからの話で、他の国の様子から、今サッカーが行える幸せを理解した生徒も多く、高校生活を考えるいい機会となりました。 元清水エスパルスで天皇杯を優勝させたゼムノビッチ氏の7回の特別指導では、日本文化と他の国のサッカー文化の違いなども教えていただき、サッカーの上達だけでなく国際理解を深めることとなりました。 |
「東日本大震災支援活動」としては平成24年7月14日〜16日には福島市のサッカー少年を招待しました。野外での活動ができない小学生に、陸前高田に震災の状況を見学に行ったサッカー部がサッカーを教え、サッカーの楽しさや、スポーツの素晴らしさを伝えました。 地元地域の少年チームに参加してもらい、名古屋グランパスの選手と一緒にサッカーを行い、将来の夢や希望を持つ機会としました。 福島の少年たちが宝くじに当たったようだと喜んでくれたことや、メディアに多く扱われ、被災地をより知ることになったことは、支援活動にも追い風となったと思っています。 |
サッカー部が行っているこれらの活動を、運動部の教育的な価値である競技力・体力の向上や、高校生の人間形成に大きくかかわるとともに地域貢献や被災地支援に繋がることを考えて、より一層充実した活動を行っていきたい。 |
今後も公益財団法人愛銀教育文化財団の援助に推薦されたことに感謝し、責任感を持って活動を行っていきたいと考えている。 |