*一宮北高ライブラリー*                №03


  
 5月31日(木) 発       
          
新しく 本が 入りました

  


 書名 著作名  出版社名 
ミライの授業 瀧本哲史 講談社
察しない男 説明しない女 五百田達成 ディスカヴァー・トゥエンティアン
これからの世界をつくる仲間たちへ 落合陽一 小学館
アンネ、わたしたちは老人になるまで生き延びられた。 コスレル・テオ 清流出版
「お金」で読み解く世界史 関眞興 SBクリエイティヴ
オーバーロード13 丸山くがね KADOKAWA
ソートアート・オンラインプログレッシブ 4・5 川原礫 KADOKAWA
マスカレード・ナイト 東野圭吾 集英社
この嘘がばれないうちに  川口俊和 サンマーク出版
 日の名残り  カズオ・イシグロ 早川書房


教育相談室 得永先生からみなさんへ・・・
得永先生が、おススメの本をわかりやすく、やわらかなメッセージでみなさんに発信中!!
メッセージを読んで、さっそく本を手にとってみませんか。
心には、いろいろな感情が生まれます。うれしい、楽しい、ワクワクする...そんなプラスの感情だけなら良いけれど、悲しい、くやしい、やる気が出ない、イライラする...そんなマイナスの感情が生まれることも。マイナスの感情は厄介だけど、それも大切なみなさんの気持ち。無視することはできません。ただ、そういったマイナスの感情に振り回されて、みなさん自身の良さが失われたり、他人を傷つけたりすることがないよう、マイナスの感情と上手に付き合っていく方法を身につけてほしいなと思います。そのためには、心の仕組みを知っていることが役に立ちます。「こんな状況の時、人の心はこんなふうに反応するんだな」「こんな気持ちが生まれてくるのは、みんな同じなんだな」。そういう発見が、自分の心を客観的に見たり、厄介な感情に対処する方法を見つけたりするのを助けてくれます。そんな発見を与えてくれる本をいくつか紹介します。


「キャラを演じている自分が嫌になっちゃった」「空気を読むのに疲れちゃう」。そんな人には『ストライプ』。まわりに合わせて自分の言いたいことを抑えていた少女のからだに、とんでもない異変が起こります!
 

「毎日何かに追われているみたいで焦っちゃう」。そんな人には『はやくはやくって言わないで』。対象年齢はなんと0歳から100歳。じっくり自分の人生を生きたい、そう願うのは子どもも大人も同じです。
 

 心についてもっと知りたくなったら、哲学や心理学の扉を開いてみましょう。古代から「人とは何か」「幸福とは何か」を追求してきた人たちがいます。フランスの哲学者アランもその一人。幸せになるためのヒントをまとめた『幸福論』は世界中で広く読まれています。『アラン先生と不幸な8人』では、その思想に楽しく触れることができます。自分は不幸だと考える生徒たち、アラン先生の授業を受けてどう変わるでしょうか。
 『かがみの孤城』に招かれたのは、学校に行っていない7人の中学生。本屋大賞受賞の際の、作者辻村深月さんのスピーチを紹介します。
「身動きが取れなくて、周りが敵だらけになった状態で、部屋にうずくまっている誰か-そのうつむいている誰かに対して、『外に出ていくのが怖いならこちらから迎えに行く』という気持ちで、鏡を入口に冒険に出かけてもらうことにしました。…『居場所のない気持ちがあるのであれば、その誰かを救いたい』と思って投票してくださった結果が1位なんだというふうに思っています。」投票権があるなら私も投票したい。この本を読んで、勇気づけられる人がいるといいなと思います。