*一宮北高ライブラリー*                №12


  
     一筆、
          
 卒業を迎える図書委員より

  

 3年6組 図書委員長 森 康二
 「図書委員の三年間」
  三年間図書委員の活動を通して沢山のことを学び、知ることができました。また、今まで何気なく利用していた図書室を支えている先生方のご苦労を、少しだけ垣間見る経験もできました。
 本の貸出しなど、普段の図書委員の仕事に加え、本にバーコードを貼ったり、七夕短冊まつりやアサドク☆フェスタなど、図書委員会が主体になって、企画の装飾や準備をしました。図書委員長の僕は行事の案内を放送で知らせる大変な仕事もありました。
 また、北高の図書委員会は三年生が新入生に図書委員の仕事を教えます。一年生の時は先輩から仕事を教えていただき必死で覚えていた自分が三年生になった時、下級生に教える立場になったのだと思うと、少しは自分も成長できたのかな、と思う反面、うまく教えられるのか心配にもなりました。
 図書室は空調が整備されている上、静かで読書はもちろん、勉強にも集中できます。小説をはじめ興味が湧く本が沢山あり、近代文学やライトノベル、資料本などいろんなジャンルの本を読み、僕自身は発見や知識を蓄えることができました。在校生のみなさんも、ぜひ、図書室へ来てみてください。

 3年5組 図書委員 小島 梨沙
 「私の一冊」
  私は本が好きで、本と関わる図書委員を三年間務めました。図書委員の仕事では、本の情報がつまったバーコード貼りや図書の整理、アサドク☆フェスタの参加賞の一つの栞を作りました。特になにもないときは読書に没頭しました。没頭した本の中で、私のお気に入りは図書館戦争の著者、有川浩さんの「レインツリーの国」です。
 図書館戦争の二作目、図書館内乱の物語に登場するのが「レインツリーの国」です。図書館内乱を読みながら「レインツリーの国」がとても気になり、本を手にとりました。ストーリーはインターネットで共通の本について議論を重ねていくうちに、主人公は会ったこともないヒロインに恋をします。ところが二人の恋には障害が多く成就しそうで離れたり、と読んでいくうちにもどかしい気持ちが募っていきました。また、視覚障害の類別や中途失聴者の悩みにもふれており、このような苦労が本人にあることを知りました。「レインツリーの国」は図書館戦争で描写される戦闘シーンはなく、障害にもふれた恋愛小説です。ぜひ、読んでみてください。
 図書館にも、読みやすい小説から文学作品、漫画や雑誌があります。みなさんも気軽に足を運んでみてはどうでしょうか。

※「レインツリーの国」有川浩(著)新潮社 図書館にあります。

暖房が入っています。
  なかなか家では、はかどらない課題や自学自習。図書館の広い机にむかうと、不思議です!
  集中力が湧いてきます。図書館で勉学にいそしみ、気持ちのよい新年を迎えましょう。