祝 インターハイ出場決定!


第66回全国高等学校陸上競技対校選手権大会東海地区予選会

 男子やり投 59m05(3位)
 女子円盤投 35m41(5位)

 男子砲丸投 12m95(18位)
 女子800m(予)2′17″72
           (準)2′14″43(5着)

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6月21日(金)、伊勢は小雨が降っていた。すでに競技は始まり競技場は緊張感に包まれていた。本校選手4名はその緊張感が伝染したのか、表情も動きも硬くやや心配な始まりであった。
 6月22日(土)、この日は女子800mに柴田、女子円盤投に田口が出場する。前日の緊張感を引きずったまま柴田は予選を迎えた。それでもレースが始まったとたんにスイッチが入り、組2着で準決勝へ駒を進めた。
 監督も本人も1本走れば緊張感が取れ、動きも良くなるだろうと考えていた。実際に、予選を走った後の柴田の表情は少し柔らかくなり、状態は良くなったように見えた。
 準決勝は2組あり、各組6人で走って4着までが決勝に進出できるシステムだ。6人中4人・・・簡単そうに思えて曲者。ここまでくれば実力は拮抗し一瞬の油断やミスが敗退につながる。スタートから600mは順調にレースを運び2着に付けていた。が、残り200mから6人が団子となり最後の50mで5着になった。準決勝敗退の瞬間だった。柴田は良く走ったと思う。実際にタイムは2′14″43で自己ベストまで0″01に迫った。でも届かなかった。本人は残り200mで「決勝が見えた」と一瞬思ったと言った。一瞬の隙だったのか。レース前もっと準決勝の厳しさを伝えていたら・・・監督としても悔やまれてならない。 
 800m準決勝が終わった直後、重苦しい雰囲気の中、女子円盤投が始まった。「1投目にしっかりと投げることが課題」と常々言われているのだが、柴田のレースが影響したのか、サークルが合わないのか、1投目、2投目ともに右に円盤が抜けてファール。追いつめられてしまう。後のない3投目、置きにいっては残れない。思いっきり投げた3投目は34m17で3番目の記録であった。課題の克服はならなかったが、精神力の強さを示すことができたのではないだろうか。ベスト8に残ってからの4投目は記録は伸びなかったが、5投目は35m41と記録を伸ばした。最終的には5位入賞。見事に大分インターハイへの出場権を獲得した。
 6月23日(日)、この日は男子砲丸投に田中、男子やり投に土井が出場する。いつ雨が落ちてきてもいいようなどんよりとした中で男子砲丸投は始まった。上位は14mオーバーがずらりと並ぶ中で、自己ベストの13m43を超え、14mを投げると意気込んでいったものの、現実の壁は高く、1投目の12m95が記録となった。
 さらに雲行きが怪しくなってきた午後、男子やり投が始まった。田口同様、土井には「1本目が勝負!」と送り出したのだが、土井は見事にそれに答え1投目に59m05を投げて一気に流れを自分に引き寄せる。そこへ天も味方する。とうとう雨が落ちてきたのだ。やり投は一般的に雨が降ると記録が伸びない。投げる瞬間に指先にやりが掛かりにくくなるからだ。今回も例外ではなく、土井の1投目は最終的に3番目の記録となり、見事インターハイへの切符をもぎ取った。
 今回4人が出場し、うち2人が全国大会へ出場できることとなりました。支えてくれる人がたくさんいるからこそ頑張れるのだと思います。全国はさらに厳しい戦いになります。応援していただいていること、支えていただいていることに感謝しながら、さらに練習し成長して全国大会へのぞみたいと思います。
 また、チームは新人戦に向けて練習を重ねています。全国大会出場者を出したチームとして誇りとプライドをもち、夏の厳しい練習を耐えてチームとしても成長して良い結果を目指していきたいと思います。今後も応援よろしくお願いいたします。

顧問 小野田